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配信日:2014/05/22
398号 『香港、シンガポール、ドバイからの「ビリヤード型進出」のすすめ』 (ホープウィルニュース)
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 ホープウィル ニュースレター <2014年5月22日発行 398号>
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本メールマガジンは弊社社員がお名刺交換をさせて頂いた方々、
ご面談をさせて頂いた方々、またメールマガジン配信をご希望頂いた方々に
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香港在住19年、香港で創業12期目のホープウィル・グループ代表の堀 明則が、
日々の経営活動の中での、『日本と海外との違い』、『気づき』、
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香港、シンガポール、ドバイからの「ビリヤード型進出」のすすめ


メールマガジンでよく取り上げさせていただく『「ビリヤード型進出」のすすめ』。
昨日、弊社におみえになられたお客様からメールマガジン内容に賛同をいただきました。

実際にアジアに進出をされた経験を踏まえたうえで、
「ビリヤード型進出」の有効性に賛同をいただけることはうれしいことです。

そこで今回、今一度発信をさせていただきたいと考えました。
これまでは、香港から中国、シンガポールからアセアンへのビリヤード型、
ここまででしたが、経済は西へ西へと発展を遂げています。
ですので、これからは香港、シンガポールに、ドバイも加えたいと思います。
香港、シンガポール、ドバイは、その特徴と機能は酷似しており、
また中国とアセアン、そしてドバイからつながるMENASAのそれらも同様です。

ちなみに、MENASA(メナサ)とは「中東・北アフリカ・南アジア」のこと。
ドバイとMENASAの関係は別のメールマガジンで個別に発信を考えています。


中国を開拓するには香港を、
アセアンを開拓するにはシンガポールを、
そして、MENASA(メナサ)を開拓するにはドバイを、
うまく活用いただき、進出の成功確度を高めていただければなによりです。
香港・シンガポール・ドバイ、そして中国・アセアン・MENASA(メナサ)
この関係性を理解し、進出形態の選択肢を広げていただければなによりです。


以下は、「ビリヤード型進出」に関して、
以前発信させていただきたメールマガジンの再発信になります。
読みといていただきたいことは、その「コンセプト」になります。

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中国へ直接投資をする日本企業は年々増加の一途をたどっています。
これは中国に限ったことではなく、
今や東南アジア諸国へも波及しているトレンドですね。

しかし、その実態は・・・

実は大手企業でも、その事業運営と利益確保に
手をこまねいているケースが多いのですね。

なぜか?

それは「何でも自前主義」の日本型進出に端を発するケースが多いようです。

「中国に行ってひどい目にあった」
「中国はもうこりごりだ」
「中国に行ってだまされた」
などの声はよくきくところではないでしょうか。

私は、このような問題(ミスマッチ)がおきる背景には、
現地商習慣を取り入れた商スタイルへと
臨機応変に変貌できない日本企業側にも
多くの問題があると考えています。


なんでも本社から人が飛んできて、
なんでも自前のノウハウ・考え方のみで、
日本とは商習慣の違う市場と対峙する。

明らかに問題が発生しそうな様相ですね。


ここで忘れてはいけないことは「香港」の存在です。

実はアジアで日本的思考、あるいはマネージメントが受け入れられ、
擦りあわせが容易な地域が「香港」なのです。

英国統治下にあった香港は、法治を宗とする
社会・経済・文化構成が確立しています。
しかしそれでいて、中国・アジアがもつ「混沌」を
民族力で受け入れてしまう器用さを有しています。

実は中国進出において、比較的うまく実績を上げている進出形態は、
この香港をうまく活用されているケースなのですね。

それはまさしく「パートナー戦略」に他なりません。
香港で、
日本方式の話が通じ、
且つ中国・アジアで器用に立ち回ってくれる
パートナーを見出すことがそれにあたります。
そして中国・アジアの現地側の交渉や調整は、
このパートナーの顔でもって粛々と進行させてゆきます。

味千ラーメン、吉野家、ファンケル、一風堂、フェニックスグループなどなど。
香港を活用し、中国・アジアでの存在感を向上させた企業は多くあります。


「香港経由結果中国」称して「ビリヤード方式」です。


私はずっと以前より同様のことを日本企業の皆さんに伝え続けているわけですが、
実はこの「ビリヤード方式」、名づけの親は、
フェニックスグループの荻野会長(在港暦46年)です。

なんともうまい表現です。

日本から白玉がでる。
この白玉が香港の青玉をつく。
青玉とはは香港人です。
この青玉がすべての交渉ごとを行う。
つまり中国が赤玉ならば、青玉が赤玉をつく、
というわけです。

中国での交渉ごとには日本人を使ず、香港人に行ってもらう。
尊法遵守の日本人と、英国式の香港チャイニーズの根本が非常にマッチし、
よい結果をもたらせる確度があがってゆくというわけです。

香港人は中国に慣れています。
日本人は「手玉にとられる」ケースも多いわけですね。

中国直接投資の実態は意外と報じられていないことが多いと感じています。
上述の通り、大手でもきちんと利益を獲得できているところは
少ないのではないでしょうか。
一方香港を活用しているところは、
うまく立ち回れているケースが多いように感じています。
昨今問題となっている商標問題も、
こんな視点に解決の糸口や、対策の糸口があるかもしれませんね。

この「ビリヤード方式」、香港と中国のみならず、
シンガポールと東南アジアの関係にも当てはめることが可能です。


なんとなく非効率にも見えかねない香港・シンガポールからの間接投資、
実は香港・シンガポールが持つ租税上のメリット以上に、
実業でのリスクマネジメントの観点からも、
アジアでの事業拡大においては見逃すことができない重要拠点なのですね。


ちなみに、シンガポール玉の先にはこんな東南アジア玉が・・・


数字は左から順に・・・・
人口(百万人)、国土面積(千平方km)、GDP(億$)
中央値年齢(歳)の順にて
日本  127、377、54,844、43,015
ミャンマー  61、676、454、742
インドネシア  237、1,860、7,084、2,981
フィリピン  94、300、1,996、2,123
シンガポール  5、0.7、2,274、43,865
タイ  64、513、3,189、4,992
ベトナム  88、331、1,036、1,174


人口においてアセアン全体を100とした場合、
40%をインドネシアが占めています。
続いて、フィリピン16%、ベトナム15%、タイ11%、ミャンマー10%。


国土面積もインドネシアが42%を占めています。
続いて、ミャンマー15%、タイ12%、マレーシアとフィリピン7%。

GDPもインドネシアが38%を占めています。
続いて、タイ17%、マレーシア13%、シンガポール12%。

1人当たりGDPではシンガポールが圧倒的に高く、日本よりも高いですね。
マレーシアあたりは今後の伸びに期待できそうですね。

東南アジア玉、ポテンシャルは高いですね。


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