メール一覧に戻る
配信日:2014/04/03
391号 『香港とシンガポール』 (ホープウィルニュース)
**************************************************************************
 ホープウィル ニュースレター <2014年4月3日発行 391号>
**************************************************************************
本メールマガジンは弊社社員がお名刺交換をさせて頂いた方々、
ご面談をさせて頂いた方々、またメールマガジン配信をご希望頂いた方々に
配信させていただいております。
配信をご希望されない方はnews@hopewill.com までご連絡下さいませ。
**************************************************************************

香港在住19年、香港で創業12期目のホープウィル・グループ代表の堀 明則が、
日々の経営活動の中での、『日本と海外との違い』、『気づき』、
『チャンス』また『リスク』などについての想いや情報を発信させていただきます。
+++++++++++++++++++++++++++
日本経済にとってイスラム経済圏はブルーオーシャン。
弊社が毎週発行する 「週間イスラム市場」
毎週世界のイスラム市場の情報をお届けします。
news@hopewill.com
+++++++++++++++++++++++++++
<Facebook>
Hopewill Group (Holdings) Ltd.ページ
 http://www.facebook.com/HopewillGroupHoldingsLtd
<twitter>
 https://twitter.com/HopewillGroup
+++++++++++++++++++++++++++


香港とシンガポール 


中国へのゲートウェイである「香港」、
東南アジア・西アジアへのゲートウェイである「シンガポール」。

弊社に寄せられるお問い合わせのうち、
上位にランキングされるお問い合わせは次の通りです。
「香港と、シンガポール、どちらへの進出がよいでしょうか?」

このご質問に際して、香港とシンガポールそれぞれの機能、
つまり中国へのゲートウェイとしての香港の能力の高さ、
東南アジア・西アジアへのゲートウェイとしてのシンガポールの能力の高さ、
これらをご説明させていただき、
いったいどの地域への進出をお考えであるかの未来図を
まずは明確にしていただくようにしています。

外から見るに香港とシンガポールは非常によく似ていますが、
いくつかの大きな違いがあります。
今回は、その違いについて発信させていただきたいと思います。


まずはゲートウェイとしての機能について。
これは上述の通り、香港は中国へのゲートウェイとして機能が充実しており、
シンガポールは東南アジア・西アジアへのゲートウェイとして機能が充実しています。
日中問題に明け暮れた2012年、そして2013年。
中国への投資意欲は以前よりも冷静さを取り戻し、
中国一辺倒への見直しが方々できかれる話題です。
しかし目下の巨大市場。
中国から撤退というわけにも行かないでしょう。
そのようなときに香港を活用した「ビリヤード(玉突き)進出」が大変有効です。
中国ビジネスの基本的かつ重要な座組みを香港で仕上げてしまい、
中国には香港から進出し、香港人や台湾人のパートナーと市場開発を進めてゆく。
これは大変に有効です。
香港・中国間には、香港企業に与えられた優遇政策もありますので、
これをうまく活用することも有効です。
もちろん、香港は租税上のメリットがふんだんにありますので、
事業資産の管理地としての安定性は抜群によいわけです。
一方のシンガポール。
こちらは香港と比較し、東南アジア諸国との租税協定の充実度が違います。
つまり東南アジア・西アジアへの進出における統括機能は、
シンガポールが非常に優位性を持つわけです。
シンガポールも香港同様に租税上のメリットが大きいわけですから、
東南アジア・西アジア各地で稼ぎ出した
事業資産の管理地としての安定性は申し分ありません。
アジアのどの国に進出をしてゆくかにおいて、
ショーケース機能、統括機能となりうる香港、シンガポールの
いずれを選択するのかと言う話になるわけです。


続いて、国家(香港は特別行政区ですが)としての「運営方針」について。
香港はいわゆる完全自由市場、自己責任経済体制を敷いています。
これをレッセフェールと言います。
政府は必要最低限のルールを決めますが、
後は民間自治、自己責任にすべてをゆだねると言うものです。
これが故に、香港は政府が非常に小さく、シンガポールよりも租税が少なくすみます。
所得税率はほぼ同じですが、香港には消費税がありません(シンガポールは7%)。
自己責任であるわけですから、政府は基本的には干渉しない代わりに、
企業支援の施策はきわめて限定的です。
企業はみな自分の力で生き抜いてゆき、
人々は自分の力を磨き生き抜いてゆきます。
香港にこられたことのある方はお分かりになられるかともいますが、
香港が持つ強烈な人々の熱気、エネルギーの源は、
おそらくこの「自己責任」が作り上げているのではないでしょうか。
がんばったらがんばっただけ、なまけたらなまけただけ、と言うわけです。
一方のシンガポール、こちらは計画経済であり、
きわめて独裁的に指導者がルールを決め、
このルールに国民を従わせる形で成立しています。
今では外からシンガポールを見て、シンガポール人への過保護が話題になるくらい、
シンガポールは統制国家であるわけです。
当然、政府は何かと経済活動に介入をするわけですが、
一方で企業への支援プログラムも充実しており、
国家が「株式会社シンガポール」として積極的に事業を展開して行くわけです。
この自由さと、独裁制の違いが、外国人が会社を設立し、
これを運用してゆくときの使い勝手にもきいてきます。
会社を作る、まわす、と言う点において香港は非常に容易であるわけです。


今後も折に触れ、両地域の違いをお伝えさせていただきたいと考えています。


アジアを面でとらえる時代です。
「香港シンガポール、どちらがいい?」と問われると、
私は「両方必要」と即座にお答えします。


------------------------------------------------------
メールマガジン・バックナンバーはこちらから・・・
http://sv1.mgzn.jp/pub/mailList.php?cid=M103363

------------------------------------------------------
【アジア進出ワンカメ相談】
http://www.cowtv.jp/channel/onayami/asia/
【社長室101取材コンテンツ】
http://www.cowtv.jp/channel/boss/120hori/index.php

------------------------------------------------------
香港・中国・シンガポール・アジア新興国へのご進出をお考えの方は、
お気軽に news@hopewill.com までご連絡ください。
http://www.hopewill.com

**************************************************************************

中国・アジア進出のゲートウェイ企業「ホープウィル・グループ」が、
香港・シンガポールより、
日本の企業の皆様、個人の皆様をサポートいたします。

◇ 企業向けコンサルティング 
   【進出・M&A・資金調達・上場の支援】
◇ 個人向けライフプランニングコンサルティング 
   【海外での資産形成・運用・保全・継承の支援】
◇ 中国・新興国での事業支援コンサルティング
   【調査、調達、原価低減、経営革新の支援】

をグループ力で提供する「ホープウィル・グループ」をよろしくお願いいたします。

まずはお気軽に news@hopewill.com までお問い合わせください。
http://www.hopewill.com


*ご希望の方へ「複利の本」差し上げます。

* 社長ブログhttp://blog.livedoor.jp/sdi005/ 
 メルマガ以外にもさまざまな情報をアップしておりますので、ご笑読下さい。

***************************************************************************

ホープウィル・グループ企業紹介:
Al-Iradah Kizuna Consulting Ltd. イスラム(ハラル)市場への各種進出支援事業
CM Consulting International Ltd. 企業向けビジネスコンサルティング事業
CM Consulting Japan Co.,Ltd.
Drivenext Global Ltd. エンジニアリング系製造受託・商社事業
FH Management Ltd. 財務インフラ支援事業
Hopewill Accounting Service (HK) Ltd. 法人設立サービス・会計アウトソーシング事業
Hopewill Capital Ltd. 投資事業
Hopewill Group (HK) Co.,Ltd. 個人向けライフプランニングコンサルティング事業
Hopewill Group (Singapore) Pte Ltd. シンガポールでのコンサルティング事業
Hopewill Marketing & Service Ltd. コンシュマー製品関連事業

**************************************************************************

発行元:ホープウィル・グループ・ホールディングス・リミティッド 企画室
Suite 2305, Wing On Centre, 110-114 Connaught Road, Central, Hong Kong
Tel: 852-3583-0486 Fax: 852-2517-7686
HP: http://www.hopewill.com

**************************************************************************
このメルマガはあくまで、情報提供を目的としたものであり、勧誘・販売を目的とした
ものではありません。
---------------------------------------------------------------------------
Copyright(C) Hopewill Group (Holdings) Limited All rights reserved.
---------------------------------------------------------------------------


メール一覧に戻る