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配信日:2014/02/13
384号 『日本の今をよく把握し、未来の行動をよく考える』 (ホープウィルニュース)
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 ホープウィル ニュースレター <2014年2月13日発行 384号>
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香港在住18年、香港で創業11期目のホープウィル・グループ代表の堀 明則が、
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日本の今をよく把握し、未来の行動をよく考える


日本の株式市場も調整局面ですね。
2013年、外国人投資家により15兆円買い越され、
日本人の機関・個人投資家によりやはり15兆円近く売り越されました。
アベノミクスにはじまったように見える日本の景気の転換も、
世界的に見ればそういうタイミングにちょうど安倍政権が始まり、
ちょうどそういうタイミングを政策成果と重ねていったというように思えるわけです。
アベノミクスが外国人投資家を呼び寄せたのか、
外国人投資家が戻ってくる局面であったところにアベノミクスという言葉を重ねたのか。
どちらにしても現政権にとっては、政策成果を見出すために、
非常に都合のよいときであったことは間違いありませんね。

調整とともに演出される今後の買い局面は、
日本証券市場をどれくらい右肩上がりに導くのか、
よくよくその進捗を見届けてゆきたいですね。


さて、今回は、私が大変に尊敬する大先輩経営者の方が発信された年始挨拶の一部を、
皆さんと共有させていただきたいと思います。
短中期的な日本の経済や景気の話ではなく、
長期的な日本の行方に対して大変な示唆を与えてくれるものであると思います。
「日本は調子が悪い悪い」といいつつも、
日本が大変に厳しい局面に陥るかもしれないという危機感を
なかなか共有しきれてない日本全体を覆うなにやらほろ温い雰囲気に対し、
一石を投じるものであろうと、ここに抜粋して発信をさせていただきます。


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アベノミクスが打ち出されて一年になるが、
ぼくはそれまで16〜7年にわたって続いたデフレが、
アベノミクスが打ち出される一年前には、ほぼ底を打っていたと感じていた。
そして、そろそろ自動反転が始まる寸前の状態でアベノミクスが持ち出され、
意図的に円安・株高が演出された。
そうだとすれば、必要のない政策であったと考えられる。
特に、1ドル76〜7円から104円まで、
35%以上の急激な円安が1年ちょっとで起こったわけで、
こういう急上昇は決して国全体にいい結果をもたらしているとは思えない。
少なくともぼくのやっている輸入ビジネスには最悪の円安である。

そもそもデフレの反対がインフレという考え方自体がおかしい。
デフレには底がある。
なぜなら、モノの値段は生産コストを下回ることはない。
即ち、底がある(常に見えている)。
そして歴史はインフレに天井がない(見えない)ことを証明している。
それよりも何よりも、果たしてこの15年ちょっとのデフレの間、
果たして日本はそんなひどい状態で、日本人は非常に不幸だったのか?
確かに、経済はスローダウンを余儀なくされていたが、
そういう状況が日本人に生きるか死ぬかの選択まで迫っていたとは僕には思えない。
失業率にしたって4%前後だから、世界一の経済大国であるアメリカや、
欧州の各国と比べてもはるかに低かったし、
人々はまだ職を選択しているようにぼくは感じていた。
間違いを恐れずに言えば、この失われた20年の間、
比喩論で見れば日本人は世界の先進国の中でも結構良い状態だったのではないのか?
そのことを確認したくて、ぼくは香港でのいくつかの集会で、
次のような質問をエコノミストたちに複数回投げてみた。
そして、その答えはぼくの考えを支持するものであった。

「リーマンショック以降、日本に行かれたことがありますか?
答えがYESの場合、日本という国がどういう風に見えましたか?
日本の人たちが大変な状態、すなわち「不況」にあるという雰囲気を感じられましたか?
街にも歩いている人たちにも活気がなく、
職のない人たちがいっぱいあふれているといった感じがありましたか?」

戻ってきた答えはほとんど同じであった。
要約すると・・・・

「日本にはこの数年間、何回も行きました。
でも、そんな風には見えなかったですね。
東京・大阪などの街をずいぶん歩き、
色んなタイプのレストランやディズニーランドにもいきましたが、
どこも人で一杯だったし、若者は若者らしく振舞っていました。
失業者が集まっていたり、デモに訴えたりということもなかった。
正直なところ日本の方々がなぜあんなに
「日本は不況」と言われるのかよく理解できなかったですね」

今の日本が政府・日銀の思惑通りにインフレに進んだ時に、
いったいどうやって起こるべき問題を克服するのか?
インフレのコントロールは、デフレのそれよりも
はるかに難しいということは周知の事実である。
また、インフレがもたらす金利上昇を、
まともに反映するのが国債金利であるから、その負担をどうするのか?
更なる国債発行でそれを補おうとするのだろうか。
市中金利が以前のように5%以上になることは絶対ないと
政府日銀は考えているのだろうか?

うがった見方をすれば、国会議員や官僚は、前記のようなことは百も承知であるが、
もうほとんど出口のない迷路に入っている日本、
安全なところに誘導するような努力をあきらめ、
少なくとも自分たちが政権を担っている間は、
最悪の状況を起こさないということを前提に、
いつかは誰かが引くであろうババ抜きゲームをやっているようにしか見えない。
そして、その結果のツケは結局国民に回ってくるというシナリオもあることを、
我々は覚悟しておく必要があるようだ。

皆様にとって、今年も良い年になるように祈念しながら、

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皆さんはいかが思われますか?
そして皆さんは家族、企業、そして人生を守ってゆくために、
どのような行動が求められていると考えられますか?


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