メール一覧に戻る
配信日:2014/01/14
378号 『2014年を考える(3)』 (ホープウィルニュース)
**************************************************************************
 ホープウィル ニュースレター <2014年1月14日発行 378号>
**************************************************************************
本メールマガジンは弊社社員がお名刺交換をさせて頂いた方々、
ご面談をさせて頂いた方々、またメールマガジン配信をご希望頂いた方々に
配信させていただいております。
配信をご希望されない方はnews@hopewill.com までご連絡下さいませ。
**************************************************************************

香港在住18年、香港で創業11期目のホープウィル・グループ代表の堀 明則が、
日々の経営活動の中での、『日本と海外との違い』、『気づき』、
『チャンス』また『リスク』などについての想いや情報を発信させていただきます。
+++++++++++++++++++++++++++
日本経済にとってイスラム経済圏はブルーオーシャン。
弊社が毎月発行する 「月刊イスラム市場」
毎月世界のイスラム市場の情報をお届けします。
お申し込みは今すぐ。
news@hopewill.com
+++++++++++++++++++++++++++
Facebook、twitterもはじめました。
アジアの情報をリアルタイムに配信しています。
「いいね!」&「フォロー」をよろしくお願い致します。
<Facebook>
Hopewill Group (Holdings) Ltd.ページ
 http://www.facebook.com/HopewillGroupHoldingsLtd
<twitter>
 https://twitter.com/HopewillGroup
+++++++++++++++++++++++++++


2014年を考える(3)


今回も前回までに続き、
2013年12月31日の日本経済新聞(国際版)の一面を飾ったキーワードから、
2014年について考えてゆきたいと思います。

前回までは
「今年、歴史的値動き 株価41年ぶり 円安34年ぶり」
「黒田緩和が後押し」
「30日相場 円・ドル105円36銭〜37銭 67銭安」
「30日相場 日経平均株価1万6,291円31銭 112円37銭高」
「福島廃炉 加速へ 除染ロボを投入」
「安保基本法、見送り検討」
「消費税「10%」は不可避」
「太陽光偏重 見直し」
「再生エネ購入 洋上風力、35円軸に」
「世界のマネー、先進国に」
以上についてふれてゆきました。

今回は以下のテーマについて考察してゆきたいと思います。
「東南アジア消える国境 統合控え企業動く」
「中国、地方債務310兆円に」

この2つのキーワードから、
アジアの二大市場中国とASEANについての考察を進めてみます。


「東南アジア消える国境 統合控え企業動く」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
このテーマに関連した記事の見出しには他には次のようなものがありました。
「ASEAN統合 消える国境」
「6億人市場 実現まで2年」
「日通 鉄道で1600キロ輸送」
「トヨタ紡織 タイ・ラオスで分業」
「タイ小売り大手 隣国客囲い込み」
「サービス分野 議論に遅れ 弱い統制力 EUと差」
このテーマは読んで字のごとく、
ASEAN地域の域内統合の動きが加速してゆくことを示しています。
それは2015年発足予定のASEAN経済共同体(AEC)に
議論が集約されてゆくわけですが、
記事見出しを見る限りにおいても分かるとおり、
まだまだ道半ば、悲喜交々というところですね。
しかし、大局的流れとしてASEANは大経済圏を構成してゆくことに違いなさそうですね。
ODAで持ち込まれた豊富な資金と先端技術は、
ASEAN地域に最新インフラをもたらしつつあります。
このODAステージの次に来る民間ステージが、
AEC発足により大きく花開くという仕掛けになるわけですが、
見出しに登場する超大手企業以外の中小企業においては
いかに新興国と付き合ってゆくべきか、
この点についてはよく研究と議論を進めてゆかなければなりませんね。
新興市場のけん引役となった中国も、
市場経済導入と国家方針の矛盾のすり合わせに苦労をしています。
ASEANで勃興を始めた地域も計画経済や民主社会主義経済に
市場主義を持ち込んでいるところが多いので、
中国同様に様々な問題を内包しつつの前進となるわけですから、要ウォッチですね。
しかしASEAN域内分業の活性化は世界の製造、流通に大きな変革をもたらし、
「中国」に拮抗する存在になることは容易に想像ができますね。


「中国、地方債務310兆円に」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
中国審計署が昨年末に発表した統計によると、
2013年6月末時点での地方政府の直接・間接の債務残高が
約17兆9,000億人民元に上るとのこと。
日本円に換算すると約310兆円です。
「シャドーバンキング」関連の債務も含まれるということですが、
さて本当にきちんと盛り込まれているのでしょうか・・・。
驚くべきは債務の伸び率です。
2010年末の債務残高に比較し、なんと7割増とのことです。
国と地方の債務残高合算は30兆人民元を超えており、
これは実に中国GDPの約6割程度に相当するとのこと。
シャドーバンキングの実態は極めて把握しづらいものであり、
そのことが中国経済への国際的な信任を不確実なものとしているため、
今年も中国政府はシャドーバンキング(問題)の取り扱いに注力ですね。
中央政府が強いた地方への成長予算の実現のため、
地方政府に許される裁量の中で開発された資金調達方法であるシャドーバンキング。
今度は一転中央政府が地方債務の抑制に着手すると、
慢性的財源不足に苦労している地方政府、
さらに地方経済にはどのような影響がでるのかは大変に注目すべき点ですね。


中国にはシャドーバンキング問題、ASEANには経済統合までの平坦でない道のり、
それぞれに解決すべき問題を内包しているわけですが、
ASEAN経済共同体の発足は中国一辺倒のアジア戦略に終止符を打たせ、
経済活動の分散がアジア全体に広がってゆくのでしょう。

今年はアジア経済の分水嶺となりそうです。


------------------------------------------------------
メールマガジン・バックナンバーはこちらから・・・
http://sv1.mgzn.jp/pub/mailList.php?cid=M103363

------------------------------------------------------
【アジア進出ワンカメ相談】
http://www.cowtv.jp/channel/onayami/asia/
【社長室101取材コンテンツ】
http://www.cowtv.jp/channel/boss/120hori/index.php

------------------------------------------------------
香港・中国・シンガポール・アジア新興国へのご進出をお考えの方は、
お気軽に news@hopewill.com までご連絡ください。
http://www.hopewill.com

**************************************************************************

中国・アジア進出のゲートウェイ企業「ホープウィル・グループ」が、
香港・シンガポールより、
日本の企業の皆様、個人の皆様をサポートいたします。

◇ 企業向けコンサルティング 
   【進出・M&A・資金調達・上場の支援】
◇ 個人向けライフプランニングコンサルティング 
   【海外での資産形成・運用・保全・継承の支援】
◇ 中国・新興国での事業支援コンサルティング
   【調査、調達、原価低減、経営革新の支援】

をグループ力で提供する「ホープウィル・グループ」をよろしくお願いいたします。

まずはお気軽に news@hopewill.com までお問い合わせください。
http://www.hopewill.com


*ご希望の方へ「複利の本」差し上げます。

* 社長ブログhttp://blog.livedoor.jp/sdi005/ 
 メルマガ以外にもさまざまな情報をアップしておりますので、ご笑読下さい。

***************************************************************************

ホープウィル・グループ企業紹介:
Al-Iradah Kizuna Consulting Ltd. イスラム(ハラル)市場への各種進出支援事業
CM Consulting International Ltd. 企業向けビジネスコンサルティング事業
CM Consulting Japan Co.,Ltd.
Drivenext Global Ltd. エンジニアリング系製造受託・商社事業
FH Management Ltd. 財務インフラ支援事業
Hopewill Accounting Service (HK) Ltd. 法人設立サービス・会計アウトソーシング事業
Hopewill Capital Ltd. 投資事業
Hopewill Group (HK) Co.,Ltd. 個人向けライフプランニングコンサルティング事業
Hopewill Group (Singapore) Pte Ltd. シンガポールでのコンサルティング事業
Hopewill Marketing & Service Ltd. コンシュマー製品関連事業

**************************************************************************

発行元:ホープウィル・グループ・ホールディングス・リミティッド 企画室
Suite 2305, Wing On Centre, 110-114 Connaught Road, Central, Hong Kong
Tel: 852-3583-0486 Fax: 852-2517-7686
HP: http://www.hopewill.com

**************************************************************************
このメルマガはあくまで、情報提供を目的としたものであり、勧誘・販売を目的とした
ものではありません。
---------------------------------------------------------------------------
Copyright(C) Hopewill Group (Holdings) Limited All rights reserved.
---------------------------------------------------------------------------

メール一覧に戻る