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配信日:2013/12/19
374号 『ハラルインバウンドツアリズムへの取り組みの推進とその重要性』 (ホープウィルニュース)
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 ホープウィル ニュースレター <2013年12月19日発行 374号>
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ご面談をさせて頂いた方々、またメールマガジン配信をご希望頂いた方々に
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香港在住18年、香港で創業11期目のホープウィル・グループ代表の堀 明則が、
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ハラルインバウンドツアリズムへの取り組みの推進とその重要性


先日観光庁より、海外からの2013年訪日観光客数が年間で史上初めて
1,000万人を超える事がほぼ確実であるとの発表がありました。
観光庁によると、11月までの集計で訪日観光客の数はおよそ950万人と、
過去の年間最高記録をすでに更新していて、
早ければその翌週にも1,000万人を突破する見通しであるとのことでした。

訪日観光客数の増加の要因として、海外における日本への旅行のPR活動の他、
円高の是正、タイやマレーシアなどのASEAN諸国における
ビザ緩和措置があげられるとのことでした。

観光庁では、2030年までに訪日観光客数を
3,000万人まで増やして行きたいとしています。
2012年現在の統計で、国際観光到着数のランキングを見てみると、
1位がフランスの8,300万人、
2位がアメリカの6,700万人、
3位が中国の5,700万人となり、
日本の目標事態が、達成不可能なものではないということが分かります。


それでは、これまで800万人前後を推移していた訪日観光客数を
劇的に増加させる為にはどのような施策が必要なのか?

弊社の結論は、
「誰が来てもおもてなし出来る準備を整える事。
特に、世界人口の1/4を占めるイスラム教徒の受け入れ環境の整備は必至である」
です。

日本は、その歴史や文化、技術や食など、潜在的に持っている魅力で
これまで多くの「日本ファン」を世界中に作り続けてきました。
日本に対する憧れを非常に強く持っていただいているということを、
海外で活動をしているとひしひしと感じます。
今、世界中、特に新興国において、日本への関心が大きく膨らんできています 。
これまで「憧れ」で終わっていた人々の収入が向上し、
「実際に訪れる」という選択肢が見えてきているからです。
これらの人々の気持ちを取り込む事に成功して初めて、
観光立国という日本の大きな目標の一つが達成されるのではないかと考えています。
一方で、日々の取り組みから、この理想と現実に
大きなギャップが存在する事を強く感じています。

弊社では、イスラム教徒の方々を非イスラム国である日本が、
どの様におもてなしをしていったらよいのかといった
セミナーやトレーニングの提供を行っています。
さらに、日本国内におけるムスリムフレンドリーへの取り組みを
紹介するためのwebページの運営も、
クレッセントレーティング社とのパートナーシップのもと行っています。

イスラム教徒(ムスリム)の人々は、その宗教戒律から旅行中であっても、
多くの制約を受けながら旅行をしています。
その代表が、豚やアルコールを使った食事はとれないといった、
ハラルフードの問題であったり、
日常とは回数を減らす事ができるものの、
3回の祈祷の義務であったりするわけです。
従って、ムスリムの人々が旅行をする際には必ず、
そのような戒律に従った生活が出来るところに出かけていく必要があるのです。

では、現在の日本の状況はどうでしょうか?
それは、ムスリムの人々が安心して旅行できる国とは言い難いのところですね。

先日、ある日本在住のマレーシア人の方とお話をさせて頂く機会がありました。
その方は通常の仕事をする傍ら、
月に4組程度のマレーシアからの旅行者のアテンドを行っておられるとのこと。
なぜその方々は旅行業者にアテンドをお願いしないのか、と訪ねると、
「怖くて頼めないのでしょう。
やはりまだまだ戒律に触れてしまう事の方が圧倒的に多いのが日本の現状ですから」
との事でした。さらに、
「マレーシアには日本を訪れたい人は非常に多くいるのです。
ただ、家族や知り合いが日本にいなくては怖くて旅に出られないのです」
と付け加えられました。

日本を訪れたいムスリムは沢山いる。
しかし受け入れる体制が全くと言っていい程整っていない。

実際にイスラム国からの訪日観光客数を見てみると、
その人口が世界の1/4であるのを考えると極端に少ないことが分かります。
観光局にムスリムフレンドリーに関する施策を
国として加速させて行く事はできないのか、と問い合わせをしてみたところ、
「政教分離の観点から」国として進めて行くのは難しいとの答えでした。
観光庁の訪日観光客数増加計画の中には、
ハラルフード等の提供の推奨などと記載はされていますが、
本音のところはこのような形であるというのが実態でしょう。

行政が出来ないのであれば、民間がさらに必死に取り組む他ありません。

弊社におけるムスリムインバウンドの活性化に関わる取り組みも、
日々推進を続けています。
弊社がクレッセントレーティングと取り組んでいるウェブサービスにおいても、
日本第一号となる、「Rated Hotel」が誕生する事が決定しました。
これを受け、クレッセントレーティング社webページ
http://www.crescentrating.com/plan-your-trip/book-halal-friendly-hotels.html
では、これまで存在しなかった「Japan」タブの準備ができました。
日本において更なるムスリムフレンドリーへの取り組みが加速されるよう、
積極的にセミナー、トレーニングを開催し、
それらの取り組みを海外へ直接的に発信して行きたいと考えています。

日本の観光立国の一助となれるよう、日々精進を続けてゆきます。
皆さんにもぜひ「ムスリムフレンドリー」に一考いただければ何よりです。


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