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ホープウィル ニュースレター ＜2013年12月12日発行 372号＞
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香港在住１８年、香港で創業１１期目のホープウィル・グループ代表の堀 明則が、
日々の経営活動の中での、『日本と海外との違い』、『気づき』、
『チャンス』また『リスク』などについての想いや情報を発信させていただきます。
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日本の未来をかけ、新市場を獲得する
先だって日本に出張した際にホテルでテレビを観ていたときのこと。
何やら韓流スターらしき人たちがパプリカ、海苔、アワビ、
そしてナマコを手にCMに現れました。
何だろうか？と観ていると、韓国が自国の農水産品をPRしていたのです。
ジャニーズやAKBが海外のメディアに、
カツオ、米、トマトなどを手にして登場するようなものですね。
そして数日前、香港の地下鉄を利用している際、
非常に乗降者数が多い「ワンチャイ」という駅構内でのこと。
そこには非常に長いエスカレーターが一機存在するのですが、
そのエスカレーターに沿って、農水産品を手ににっこりわらう
韓流スターのポスターが次々と現れるではありませんか。
おおよそパプリカとは不釣合いなドレスやタキシードを着て、
産品を手に満面の笑みです。
このギャップでまず目を引きます。
なんだなんだど観ていると、次々と現れます。
以前、香港の繁華街のとても目立つビルボードに
埋もれんばかりのパプリカの中でにっこり笑う
韓国人女優のポスターを目にしたこともありました。
これら、韓国の農水産系政府機関の名前が入っていました。
韓国農水産食品流通公社ですね。
韓国でも日本同様にFTA、TPPに関する議論は活発のようで、
この自由貿易協定がいかに自国経済にダメージを与えるかということであったり、
やはり速やかに協定参加しイニシアティブを確保せねばならぬということであったり、
日本でも議論をされている内容と大きくは異ならないようですね。
話は農水産品から重工業にいたるまで広く議論をされています。
しかし時代の潮流としては、やはり自由交易化の方向に向かっているのでしょうから、
そこを見据えて自国産品を懸命に海外にアピールして行く姿勢はすばらしいと感じます。
もちろん、このアピールは自国内に存在する反対派に対する
対策のアピールでもあるのでしょうが、
「やはり商売は売れてこそ」ということを考えると、
状況にあわせ行動をとっている姿勢は評価されるべきものではないかと思います。
日本は現在５，０００億円強の農水産品を輸出しており、
このうちの１，０００億円強が香港に届いています。
以前このメールマガジンでも取り上げさせていただいたことがありますが、
香港はなんと日本の輸出総量の２５％を引き受けるという超VIP顧客なのですね。
それゆえに香港には流通を活性化させてゆくためのインフラもよく整っています。
２０１３年、香港には約４，０００万人の人が中国大陸から訪れています。
猫の額のような香港での４，０００万人の行動動線はかなり明確で、
その動線上でブランディングやマーケティングをしかければ、
香港から結果中国市場を狙ってゆけます。
弊社では香港での物産展の開催、商談会の開催、展示会出展において、
様々にお手伝いをさせていただいています。
パンフレット・カタログの現地語化、
ブース設置、
通訳手配、
開催期間中のマッチング対象企業の洗出しとアポイント、
開催期間中でのマッチングミーティングのアレンジ、
催事・展示会終了後の継続営業支援、
商標・各種申請支援、
ブランディング・マーケティング支援、
流通が立ち上がった後の貿易実務支援、
とかなり多岐にわたります。
特に昨年年初あたりからお問い合わせが大幅に増え、
当初は展示会の出展支援どまりであったものが、
開催後のフォローやビジネス立上げのための具体的な準備へと、
依頼事項が深化し、活動がより具体的になってきているように感じます。
しかし全体としては「まず展示会に出してみるか」
という域を超えていないケースが多く、
「行くからには転んでもただでは起きず、必ず販路を獲得してみせる」
という熱い心意気に満ち満ちて、というケースはただいま増加中というところです。
どの国も地域もFTAやTPPなどの市場開放、
自由競争の荒波に備え、動きが活発化してきています。
日本も日本企業もこの潮流に真剣にのってゆかなければなりません。
規制やルールが厳しく何かと時間や労力を食う市場からではなく、
香港の優れたインフラ、豊富なバイヤー、他地域からの流入人口への訴求力、
これらを活用しぜひ海外への市場拡大のきっかけをつかんでいただければ何よりです。
大きな展示会を利用するだけではなく、
例えば地域企業数社で束になればかなりの規模の商談会は実現できます。
香港のバイヤーも常に商品や商機を探しています。
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香港・シンガポールより、
日本の企業の皆様、個人の皆様をサポートいたします。
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【海外での資産形成・運用・保全・継承の支援】
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